円、アメリカドルの外国為替レートの公示レートでTTSが121円、TTBが119円のとき、仲値は120円ですから、ある顧客が1000ドルを購入すると1000円(1000×1円)が為替手数料(収入)になります。
円とアメリカドルの為替手数料は多くの銀行が1円を適用していますが、1ドルが360円であった固定相場制の時代から変わっていません。
手数料を料率でみると3倍に増加しているので銀行としてはよい収入源といえるかもしれません。
外国為替取引自由化で、この業務への参入者も予想され、競争が進むことから、為替手数料も安くなると思われます。
円とアメリカドルの仲値が120円のときに1万ドルを購入するには、120万円を用意して預け入れる必要があります。
1ヵ月後に125円になっており、この1万ドルを円に交換すると円貨の受取りは125万円になるので5万円の利益を得ることになります。
為替差益です。
逆に、1力月後に115円になっていると、1万ドルを円に交換すると円貨の受取りが115万円になるので5万円損したことになります。
為替差損と呼びます。
円ベースで収益を見ると、円安になると為替差益が得られ、円高になると為替差損をこうむることになるのです。
円安で得、円高で損というのは、はじめは感覚的になじめませんが、あくまで購入した外貨を基準に考えなければなりません。
商品や株の取引では、安い価格で買って高くなったときに売れば利益が得られます。
通貨の場合、逆のようですが、通貨の場合は円ではなく相手方の通貨を基準に考えます。
つまり、円安とはドル高のことですから、「ドルという通貨が高くなったときに売って利益を得た」わけで、他の商取引と同じ結果を得ることになります。
通貨を商品としてとらえる感覚も必要です。
もうひとつ忘れてはいけないことがあります。
通貨の交換には手数料がかかります。
すでに述べたように、実際に外貨を購入するときは、外国為替レートのTTSが適用され、外貨を円に交換するときはTTBが適用されるので、為替手数料分だけレートが円安にならなければ預け入れた円貨額はマイナスになります。
アメリカドルの場合だと「1円+1円」で、手数料合計は2円ですね。
金利とは別に、この為替手数料にも注意して下さい。
「定期預金」は、円の定期預金と同様に一定期間預け入れることを条件に、普通預金よりも高い金利がつく預金です。
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